LOVE DISCHORD
以前の投稿の続きの話をしよう。自分にとってのロックンロールの始まりがピストルズなら、自分にとっての「音楽」の始まりはなんだったのか。
時代は遡り2007年、中学3年の夏、場所は香川県まんのう公園。そう、四国最大の野外フェスMONSTER baSH通称モンバスの開催地だ。野球に陸上に部活三昧だった中学時代。その息抜きで友達何人かでなんとなくモンバスへ足を踏み入れた。まったく音楽には関心が無かったが、あの時感じた会場の熱気と一体感は今でも忘れられない。アジカン、ELLEGARDEN、チャットモンチー、吉川晃司、ランクヘッド、さらにはまだデビューしたてだったワンオクなど今考えたらすごいメンツだった。今でも好きな銀杏BOYZや9mm、ACIDMANと出会ったのもモンバスのおかげだったりする。
その中でも、当時1番衝撃を受けたのがそう…
BEAT CRUSADERS(以下ビークル)である。
正直、歌詞は全部英語だし、楽器なんかやったことないから何が良いかと聞かれたらよく分からんかったが、とにかくカッコ良かったのだ。さっそくその日にアルバムを買って帰り、夢中になった。部活の帰り道、TONIGHIT,TONIGHIT,TONIGHITを自転車漕ぎながら口ずさんだ。
時は経ち高校生になってからも聞いていた。ある日、同じクラスで同じ部活の大好きだった女の子にビークルのベストアルバムを貸したことがある、きっとHIT IN THE USAやLET'S ESCAPE TOGETHER辺りのポップな感じの曲を気に入ってくれるだろうと思ってた。後日、どの曲が良かったか聞いてみたところ返ってきた曲名に驚いた。
LOVE DISCHORD
そ、そうきたか〜〜ッ!!
っていう感じだった。ポップでロックな曲がいっぱいある中でこれを選ぶとは予想外すぎた。というのもけっこう歌詞が重くて日本語訳のサビがこんな感じ
愛しい人よ
殺してやる
愛しい人よ
全てを殺してやる
全てを殺し尽くしてやる
それでいてメロディもどこか寂しげな感じな曲である。彼女がどんな思いでこの曲を聴いていたのだろうと考えると夜も寝られなかった高1の夏。
ってな感じで音楽に興味を持つきっかけになったのは野外フェスで出会ったBEAT CRUSADERSでした。
次回
高2の夏、ヴィジュアル系バンドにハマる!!
こうご期待